STORY
朝が一段と冷える季節になってきた。ふとんから出るのは大人の私でも正直辛い。言わずもがな、子どもたちは部屋に暖房が効き始めるまでのろのろとしているばかりだ。
なんとかしたいよねぇ、と夫に話しかけるも、夫の歯を磨く姿も背中は寒そうに丸まったままだ。あらあら、という気分だ。朝はみんなハツラツとしていたいけれど、そうもいかないものかしら。せめて何か元気の出ることはないかなぁ。
みんなを送り出してからスーパーへの買い出しに向かっていると、ご近所さんとバッタリ。
「おー! おはよう!」
元気な挨拶に、驚いてしまった。思わず、なんでそんなに元気なの? と聞いてしまう。
「やっぱ朝ごはんかな! 朝は温かいもので、元気を出さないと」
なるほど、温かい朝ごはんね。スーパーで探してみよう。
スーパーで買ったのは、『クノール® カップスープ』。種類がたくさんあって悩んだけど、4種類ほど買ってきた。朝、それぞれ好きなものを選んでもらっても良さそうだし、スープに豆乳を加えれば、簡単に栄養満点でおいしい朝ごはんが完成だ。
翌朝、いつもどおりゆっくり起きてくる子どもたちへ、好きなの選びなさいと声をかける。すると彼らは一瞬にして、ハイテンション。私はかぼちゃ、オレはコーン、と、それぞれ選んだものを自慢気に見せ始めた。
スープをつくるのはお湯でもいいけれど、そこは栄養をプラスして。温めた豆乳を加えたら、それぞれ自分で混ぜてもらう。
自分たちでつくるのも楽しかったらしく、朝からふたりは大興奮。帰ってからもまた飲む! なんて言いながら、元気に学校へ向かっていった。
子どもたちが出ていった後で、寝坊しちゃったよと、最低限の身支度だけ整えた夫が慌ててやってくる。そんなこともあろうかと、つくっておいたスープをスッと。これなら急いでるときも片手で飲めていいねぇ、と言いつつ、出ていったようだ。
さて、賑やかさが一気に過ぎ去った家で、どのスープにしようかな。選んで楽しみながら、私も元気な朝を始めます。
朝を助ける、あったか豆乳スープ
fin.